みなさん、こんにちは。

アイセックという名前を聞いたことがある人はいるでしょうか?

「名前は聞いたことある!」
「友達が入ってる!」

名前は知っているという人は少なからずいるのではないでしょうか?

でも、実際に何をやっているのかを説明できる人は少ないと思います。

そこで、今回はアイセックという団体とその事業である海外インターンシップについて、アイセック上智大学委員会の村岡実紅さんにお話を伺いました。

【学生証】

①名前:村岡 実紅(むらおか みく)
②所属:経済学部経済学科
③活動:アイセック・ジャパン上智大学委員会委員長

アイセックは海外インターンシップを運営する学生団体

ーよろしくお願いします!

村岡:よろしくお願いします。

ー早速ですが、そもそもアイセックとは何をする団体なのでしょうか?

村岡:アイセック(AIESEC)は、海外インターンシップ(海外で働く機会)の運営を主幹事業とする世界最大の学生団体です。世界126の国と地域にある委員会は、「平和で人々の可能性が最大限に発揮された社会の実現」というビジョンを掲げています。そのために、海外インターンシップ事業を通して人の輩出というのをメインに活動しています。

ーアイセックの歴史は長いんですか?

村岡はい。最初のアイセック自体は1948年にオランダで設立されています。

ー戦後ですね。

村岡:先ほどのビジョンのように、第二次世界大戦が終わってから若者たちが悲惨な戦争が起きないようにするためには異文化の理解が必要だという考え方からアイセックが設立されました。

志やリーダーシップを海外インターンシップで培う

ー先ほどの主管事業である海外インターンシップとは、どういうものなのでしょうか?

村岡おそらくインターンシップのイメージは、一定期間、外国や日本の企業で働いて自分のスキルアップを目指すものだと思います。
ですが、アイセックのインターンシップはスキルアップだけではなくて、志やリーダーシップを培おうというものが主な目的になっています。
世界には、複雑な社会課題が多く存在しています。
それらの問題は、1人の力、1つの組織の力では解決できないため、専門性を持った多くの企業やNPOなどと協力し合いながら、課題解決に向けた取り組みが必要です。
私たちは、社会課題解決という1つの目的に向けて様々なステークホルダーを巻き込んだ海外インターンシッププログラムを開発、運営することで、上記のような取り組みを率いる「共創的リーダー」を育てることを目指しています。

具体的にいうと、海外に行って異文化の中で色んな人と協働することがあります。その中で言葉をうまく使い、他者を巻き込んでいく行動が必要になります。それがリーダーシップを培うことに繋がっています。
また、社会の“ホットスポット”と呼ばれる社会課題が身近に存在するような現場に赴くことも多いです。その中で「自分は何をできるのか」ということを考える中で志というものが醸成されると思います。

ー特定したスキルを身につけるのではなくて、何をするにも大事な志やリーダーシップを醸成しようというのが目的になっているということですか?

村岡:はい。そうですね。

ー具体的には、海外インターンシップでは何をするのでしょうか?

村岡そうですね。プログラムがいくつか存在していて、それは大学の委員会ごとに領域が違います。

アイセック上智大学委員会ですと教育分野や環境、地方創生のプログラムがあります。実際に10人くらいの上智生が春休みを利用して海外に渡航しています。

例えば教育のプログラムですと、現地の小学校に赴いて生徒たちの夢を描くようなカリキュラムを自分たちで作ってそこで授業をすることで、ただ生徒たちが普段習っている数学や国語などの普通なカリキュラムだけにとどまらず、もっともっと夢を描けるような時間を過ごせるようにプログラムに合わせて変えています。

インターンシップ

海外インターンシップの様子

例えば教育のプログラムですと、現地の小学校に赴いて生徒たちの夢を描くようなカリキュラムを自分たちで作って授業をしています。そうすることで、生徒たちが普段習っている数学や国語などの普通なカリキュラムだけにとどまらず、生徒が主体的に夢を描けるような時間を過ごせるようにプログラムに合わせて変えています。

送り出し事業と受け入れ事業

ーその運営には、送り出しと受け入れの2つがあるとお聞きしたのですが・・・・

村岡:先ほどの例は送り出し事業でしたが、アイセックには送り出しと受け入れという2つあります。送り出し事業では、日本人の学生を海外のアイセックの支部を通してインターンシップに参加してもらいます。受け入れ事業では、海外の学生と委員会同士で連絡を取りあい、日本の企業様に受け入れていただいているという形です。

受け入れ事業では、こういうプログラムを作りたいよねという話が出てきた後に、どの企業様なら一緒に協力してもらえるのだろうかと考えています。

ー結構忙しそうですね。絶えず連絡が来るわけじゃないですか。

村岡:そうですね。基本的に上智大学委員会が送り出したい時に現地で「どこか送り出せるところありませんか?」という連絡を取る形になります。例えば送り出し事業でいうと、だいたい夏と春の2回に渡って派遣をするという期間があるので、そこの前後が少し忙しくなるかなとは思います。

ー実際に、海外インターンシップに行きたいとなったときにはどのような方法で申し込めばいいんですか?

村岡:様々なルートがあります。アイセック・ジャパンを通じて行う方法や上智大学委員会のTwitterを通じての連絡、また委員会のメールアドレスに直接連絡が来るなどの方法があります。

自分の活動を将来とリンクさせて話す力が身につく

ー今おっしゃっていた、海外インターンシップの送り出しと受け入れなど運営をしていく中での身につくものや海外インターンシップの魅力を教えてください。

村岡:そうですね。私自身は受け入れ事業で活動していました。

なので、私たちがどんな社会課題にアプローチしてプログラムを作っていこうということから実行に移すまでに例えば企業の方に渉外に訪問し、海外の学生さんを選定するといった過程を踏んで実行に結びつけます。

その一連の流れで、「自分が描いた理想の社会のために、なぜアイセックで活動をしているのか」という自分の将来と結びつけて話す力は求められていることを感じました。

高校時代では、自分のことを話すのが恥ずかしく、また社会に目を向けることも少なかったように思えます。しかし、アイセックでは自分の思いを伝えないと他者を巻き込めないと実感しました。そして社会課題に連動させて活動を行っていく分、社会や世界について考える機会が多いです。

何か理想を描いてそれを伝える力や社会を考える力は、身についたと思っています。

私が所属していた受け入れ事業の農業プロジェクトでは、日本最先端のアグリテクノロジーを発展途上国に還元できるシステムを考えていました。その際に、実際に日本の最先端のアグリテクノロジーを扱っている企業を調べて営業に行きました。

協力していただいたのが水問題に特化し、少しの水で作物を栽培できるキットを作っている企業様でした。その企業様にアイセックの理念にも共感していただいて、受け入れをさせていただく運びになりました。

企業の方と一緒に、ニーズに合わせてどの国でどんな学生がいいのかを考え、ケニア農家の息子さんで法学部に通う学生が実際にインターンシップに参加することになりました。

村岡さんが参加した農業プロジェクトのメンバー

2017年の夏に1ヶ月ほど、その企業様でのノウハウなどを学びつつ、そのノウハウをどうやったら他の途上国に活かせるかということを一緒に考えました。

最後にその学生が企業の社長さんに「ぜひこのノウハウをケニアで広めたい。僕のお父さんは農家なので、広められると思う。」と伝え、その結果ケニアに会社の支部を立ち上げようという話しになりました。

もちろん私たちが想像していたものが進んでいくことも楽しいですが、プラスαでインターン生が「自分なりに生み出せるものはなんだろう」ということを考えて新しいものを生み出す瞬間はワクワクします。

最後に、「自分の人生のターニングポイントになるような刺激的な体験をさせてくれてありがとう」と私たちに伝えてくれた時には、「今までやって来てよかった」とすごく感じました。

ーん〜、やっぱり直接感謝されるのはすごく嬉しいですよね。
他の運営メンバーからも何か身についたという声はあるのでしょうか?

村岡:アイセックの活動自体が、チームでの活動が多く、その過程で人のことを考えながらじゃないと進められないことが沢山あります。

またチーム活動と行っても実際に活動をする期間が長く、自分の考え方と相手の考え方が違う時にどのようにコミュニケーションを取って一緒に活動していくか。ほんの少しですが、その積み重ねで活動ができているので、人との関わり方がわかるようになったとか、自分だけじゃなくて相手のことを考えて一緒に活動できるようになったという声を聞きます。

ーそういう力はどんな道に行っても大事になりますよね。
そういう意味では大学生活を社会貢献というところに使おうと決めて実行するのはすごいです。

村岡:私も全然こういう団体だと思っていなくて、最初は他のボランティアサークルに入ろうかと悩んでいる時もありました。

今アイセックで活動してみてどこが違うかなと考えたときに、ボランティアではチャリティーを通じてそれをモノとして寄付するという形だと思います。

一方で、アイセックは若者にアプローチして平和の達成を目指しています。自分だったら何が社会に対してできるんだろうと考えるからこそ、アイセックで得た力はアイセックの委員会だけではなくて、きっと社会に出ても使えます。

アイセックは可能性が生まれる場所

ーでは、最後に新入生や新しく入って来る人への「こんな人は運営に向いているよ」とか「こんなことを考えている人はおいで」などメッセージをお願いします。

村岡:私も他のメンバーもそうだと思うのですが、アイセックに入って「自分って何ができるんだろう」「自分の力で何か社会に還元できることはあるかもしれない」といった可能性が生まれるような場所がアイセックだと思っています。

なので、どこか「大学生になった時に何か新しいことやってみたい」とか、「ちょっと国際協力に興味あるんだけどもうちょっと何が生かせるのか考えてみたい」「ちょっと新しい自分に出会いたいな」という人が向いていると思います。

なぜアイセックで新しい自分に出会えるかというと、社会との結びつきを感じながら自分が活動をすることもそうですが、アイセックでの活動では社会人の方から同級生まで色んな年代で多様な考え方を持っている人がいるからです。

同じ目標に向かって活動していく時間も濃いからこそ、お互いに向き合い、お互いのことを考えるというのが多いです。また、それを言葉に表して伝えられるという環境が整っているなと思います。だからこそ、社会を変えられるかもしれない自分に出会えると考えています。

ーなるほど。今日は貴重なお話ありがとうございました。

村岡:ありがとうございました。

 

アイセック上智大学委員会

公式サイト:アイセック・ジャパン

 

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